クラウドソーシングサービスLancersの手数料計算が実は複雑だと2年目にして知ったので記事を残しておきます。計算ツールがLancers側から提供されているので一旦はそれで都度計算するしかなさそうです。
一律20%ではない
今までランサー側に一律20%かかると思っていて、普段から「20万稼いでも16万に目減りするわけだから高いよなぁ」と思っていました。
しかしクライアント支払額(税込)が10万円を超える場合は下記のようになるとのこと。
- 10万円以下の部分・・・20%
- 10万円超~20万円以下の部分・・・10%
- 20万円超の部分・・・5%
この「部分」という表現がややこしく、例えば30万円のクライアント支払額(税込)の受注をした場合は1.5万円というわけではなく以下のようになる。
- 10万円×20%=2万円
- 10万円×10%=1万円
- 10万円×5%=0.5万円
合計で3.5万円である。ややこしい。
けれど一律20%取られるよりは安くなるので、ランサー側にとっては嬉しい制度である。
1案件で20万円以上の受注がお得
こういう制度だと、つまりは細切れに10万円以下の案件を受けるより、20万円以上のより高額な案件を受けた方がお得ということになる。以下に例を示そう。
5万円の案件を4つ受注する場合
この場合は手数料が10,800円×4=43,200円ですね。
20万円の案件を1つ受注する場合
この場合は合計で30,800円です。なのでざっくり1万円近くもお得になります。
税抜きと税込みがややこしい
上の比較表を見てもらうとわかる通り、あくまで税込みのクライアント支払額に対して○%とかかるそうです。
創業2年以内もしくは売上1,000万円以下であれば消費税は免除されますが、一般的にクライアントさんには税抜きの価格として提示をすると思います(Lancersでは手数料はランサー側が負担するべきというスタンスなので、僕は手数料込み・税抜きの価格で提示をしています)。
しかし、この手数料は税込みのクライアント支払額に対してかかるので話がまたややこしくなります。
そもそも、システム手数料って税金に対しても取って良いんですっけ?20%と言ってもそれを税金に対してもかけるなら実際は「税抜ベースの売上の21.6%」を取っていることになります。そういう税法上のルールなのか、この辺の数字マジックを上手く使って利益を多くしてるのか分かりませんが、秋好社長は誠実な方だと思うので前者だと信じたい。